【早期発見で完治】犬がなりやすい病気と初期症状まとめ
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はじめに
・愛犬にはいつまでも元気に過ごしてほしい!
・何となくいつもより愛犬の元気がなくて不安!
・初めて犬を飼うのでどんな病気があるか知りたい!
犬をはじめ、ペットを飼っている人が最も心配するのは”病気”ですよね。
大切な家族であるワンちゃんが、ずっと元気で健康に過ごしてくれることは、皆さんにとって何よ
りも嬉しいことかと思います。
そこで、今回の記事では「犬がなりやすい病気」と「早期発見のために注意しておくべき初期症
状」についてまとめました。
愛犬の健康管理のために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
犬がなりやすい病気5選
皮膚炎
皮膚炎は、脱毛(毛が抜ける)、かさぶたやフケの増加、かゆみ、発疹などの症状が見られます。
これらの症状は、ダニやカビ、花粉、食物アレルギー、ストレスが原因であることが多く、見た目
に現れやすいのが特徴。
柴犬やゴールデンレトリバーは、遺伝的にアレルギー性皮膚炎になりやすいといわれているの
で、特に気をつけておきましょう。
外耳炎
外耳炎は、耳の外から鼓膜までの「外耳」に炎症が起こる病気です。
頭をブンブンと大きく振る、首や耳の周りを頻繁にかく、耳が腫れる・臭うなどの症状が見られま
す。
早めに治療を受けないと急速に症状が悪化する病気なので、異変を感じたときはすぐに病院で
診察を受けましょう。
耳道の狭いパグやシーズー、耳毛の多いトイプードルやシュナウザー、その他、タレ耳を持つ犬種などは、とくに発症率が高いので注意が必要です。
胃腸炎
胃腸炎は、胃腸に炎症が起こり、食欲不振や腹痛、嘔吐、下痢、血便などの症状が見られる病気です。
細菌やウイルス、寄生虫、薬物などから、お腹を過度に刺激されることによって発症します。
胃腸炎を発症させないためには、愛犬が散歩中に変なものを口に入れないように注意をすることが大切です。
椎間板ヘルニア
椎骨板ヘルニアとは、椎骨と椎骨の境目にあるクッション部分の椎間板が飛び出し、脊髄を圧迫する病気です。
この病気は、遺伝や加齢が原因であることがほとんどで、とくにミニチュア(カニヘン)ダックスフン
ドが発症しやすい犬種としてあげられます。
胴が長くて脚の短いルックスはとても可愛らしいですが、走ったり飛び跳ねたりすると、どうしても
足腰や背骨に負担がかかるので、注意が必要です。
癌(ガン)
じつは、犬の死亡原因のトップは、人間と同じく癌となっています。
癌は、食欲不振や体重減少、触って分かる大きさのしこりができる、リンパが腫れるなどの症状
が現れる病気です。
今まで、癌は「治らない病気」として広く知られていましたが、ガンの種類によっては完治できる
ケースもあります。
他の病気にも同じことが言えますが、とにかく早期発見することが重要です。
犬がなりやすい病気の初期症状まとめ
犬の皮膚炎の初期症状
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かゆみ体をかいたりなめたり噛むなどの行為を頻繁に繰り返している。
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赤み皮膚が赤くなっている。特に耳、腹部、足の付け根などの薄い皮膚部分に要注意。
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脱毛部分的に毛が抜ける、または薄くなっている。
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フケ皮膚が乾燥してフケが増えた。
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発疹小さな赤い発疹が現れた。
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かさぶた皮膚にかさぶたができている。
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異臭皮膚から異常な臭いがする。
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皮膚の変色皮膚の一部が黒ずんだり、変色している。
犬の外耳炎の初期症状
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耳を頻繁にかく耳や耳の周りを頻繁にかく、後ろ足で耳を引っ掻く動作が増えた。
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頭を振る頭を頻繁に振る、または頭を傾けることが増えた。
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耳の赤みと腫れ耳の内側が赤くなり、腫れている。または、熱を帯びている。
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耳からの臭い耳から異常な臭いがする。
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耳垢の増加耳垢の量が増えたり、色が黒や茶色に変わった。また、耳垢が湿っている。
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耳の痛み耳を触ると嫌がる、痛がる。
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耳をこすりつける床や家具に耳をこすりつける。
犬の胃腸炎の初期症状
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食欲の変化急に食欲がなくなったり、食べる量が減った。
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嘔吐や下痢繰り返し嘔吐したり、下痢が続いている。
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腹痛愛犬が腹部を触られるのを嫌がる、または腹部が硬くなっている。
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便の異常血便、異常な色や形の便が見られる。
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体重の変化短期間で体重が減少した。
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活動量の変化元気がなくなり、活動量が減少した。
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脱水症状口の中が乾燥している、皮膚の弾力がなくなっている。
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頻繁な排便以前に比べて排便の回数が増えた。
犬の椎間板ヘルニアの初期症状
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動作の変化歩行がぎこちなくなる、または歩きたがらなくなった。
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背中の痛み背中を触られることを嫌がる、または、触ると痛がる反応をする。
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姿勢の変化背中を丸める、または伏せたままでいることが増えた。
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ふらつき後ろ足がふらついたり、バランスを崩すことが多くなった。階段の上り下りやジャンプを嫌がるようになった。
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トイレの失敗トイレの失敗が増えた。
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痛みの声動作に伴って声を出すことが増えた。
犬の癌(ガン)の初期症状
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しこりや腫れからだのどこかに触って分かるしこりや腫れがみられる
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食欲不振急に食欲が落ちた、または食べる量が減少した。
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体重の減少食欲があるにもかかわらず、体重が減少した。
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活動量の低下疲れやすくなり、以前よりも活動的でなくなった。
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持続的な痛み触られるのを嫌がる、特定の部位に触れると痛がる。
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異常な出血や分泌物口、鼻、耳、肛門などから異常な出血や分泌物が見られる。
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呼吸の変化息切れや咳が続いている。
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消火器の異常嘔吐、下痢、便秘が続いている。
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皮膚の変化皮膚に変色、潰瘍、または非対称な腫れが見られる。
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排尿や排便の変化頻尿、血尿、排便の際の痛みや異常な便が見られる。
おわりに
いかがでしたか。
ワンちゃんの健康寿命を延ばすためには、飼い主さんのサポートが重要になってきます。
病気を早期発見すれば、完治できる確率も大きく変わってくるので、これからもずっと一緒に過ご
せるように、日頃からワンちゃんの様子を観察し、しっかりとケアを行っていきましょう!