【早期発見で完治】猫がなりやすい病気と初期症状まとめ
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はじめに
・愛猫にはいつまでも元気に過ごしてほしい!
・何となくいつもより愛猫の元気がなくて不安!
・初めて猫を飼うのでどんな病気があるか知りたい!
猫をはじめ、ペットを飼っている人が最も心配するのは”病気”ですよね。
大切な家族であるネコちゃんが、ずっと元気で健康に過ごしてくれることは、皆さんにとって何より
も嬉しいことかと思います。
そこで、今回の記事では「猫がなりやすい病気」と「早期発見のために注意しておくべき初期症状」についてまとめました。
愛猫の健康管理のために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫がなりやすい病気4選
腎臓病(CKD)・腎不全
猫の死亡原因ランキング1位の病気が、この腎臓病(CKD)・腎不全です。
腎臓病(CKD)・腎不全とは、片方または両方の腎臓が炎症を起こし、腎臓に備わっているろ過機能が正常にはたらかなくなることによって発症する病気です。
腎臓のろ過機能がうまくはたらかなくなると、だんだんと猫のカラダには毒素が蓄積されていきま
す。
そうして溜まった毒素が全身の臓器の機能を停止させてまわり、最終的には多臓器不全に至らせてしまうという怖い病気なのです。
腎不全には急性と慢性の2種類があり、急性の場合はウイルス感染、慢性の場合は老化や遺伝が主な原因となって発症します。
皮膚炎
皮膚炎とは、皮膚に炎症が見られる病気全般のことをいいます。
ダニやストレス、アレルギー(花粉・ダニ・ハウスダスト)が原因であることが多く、皮膚炎を発症す
ると、脱毛(毛が抜ける)、カサブタができる、カラダを掻く・舐める、体臭がきつくなるなどの症状
が現れます。
とくに、長毛種の猫であるペルシャやサイベリアン、ラグドールなどは、皮膚が豊かな被毛に覆わ
れていることによって異常に気付きにくいため、日頃から皮膚の状態を観察しておきましょう。
歯周病・歯肉炎
歯周病・歯肉炎は、歯垢と歯石が溜まり、そこから雑菌が広がって口内で炎症を起こす病気です。
口臭がする、よだれを垂らす、口を前足でひっかくような仕草をするなどの症状が現れます。
痛みが酷くなると、次第にごはんが食べられなくなっていき、どんどん体重が減っていくため注意
が必要。
キャットフードを置いても反応を見せなくなったときは、すぐに病院を受診しましょう。
胃腸炎
胃腸炎は、胃と腸に炎症が起きる病気で、主に嘔吐や下痢、食欲不振、便秘、血便などの症状が見られます。
食物アレルギーをはじめ、腐ったものを食べてしまったり、過度なストレスがかかったりすることが
原因で発症します。
軽度の場合は数日で自然に治癒することもありますが、すべての胃腸炎がすぐに治るとは限りません。
症状の軽いうちに飼い主さんが気づいてあげることが大切です。
猫がなりやすい病気の初期症状まとめ
猫の腎臓病(CKD)・腎不全の初期症状
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多飲・多尿大量に水を飲み、大量に排尿する
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食欲不振食べる量が減少した。以前よりも濃い味の食べ物を好まなくなった。
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体重減少体重が減少している。
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口臭口の中から異臭がする。
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毛並みの変化毛にツヤがなくなり、毛質が荒くなった。
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吐き気や嘔吐以前より頻繁に嘔吐するようになった。
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全体的な無気力感以前より活動量が減少し、無気力になった
猫の皮膚炎の初期症状
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かゆみ体をかいたりなめたり噛むなどの行為を頻繁に繰り返している。
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赤み皮膚が赤くなっている。特に耳、腹部、足の付け根などの薄い皮膚部分に要注意。
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脱毛部分的に毛が抜ける、または薄くなっている。
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フケ皮膚が乾燥してフケが増えた。
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発疹小さな赤い発疹が現れた。
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かさぶた皮膚にかさぶたができている。
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異臭皮膚から異常な臭いがする。
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変色皮膚の一部が黒ずんだり、変色している。
猫の歯周病の歯周病・歯肉炎
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口臭口の中から異臭がする。
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歯ぐきの赤みや腫れ歯ぐきが赤くなり、腫れている。
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出血歯ぐきから出血している。特に食事など、刺激を受けたときに見られることが多い。
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食欲の低下歯ぐきの炎症による痛みのせいで、食欲が低下している。
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口回りの異常な動作口の周りを舐めたり、こすったりしている。
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歯石や歯垢の形成歯の表面に茶色や黄色の歯石や歯垢が付着している。
猫の胃腸炎の初期症状
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食欲の変化急に食欲がなくなったり、食べる量が減った。
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嘔吐や下痢繰り返し嘔吐したり、下痢が続いている。
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腹痛愛犬や腹部を触られるのを嫌がる。または、腹部が硬くなっている。
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便の異常血便、異常な色や形の便が見られる。
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体重の変化短期間で体重が減少した。
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活動量の変化元気がなくなり、活動量が減少した。
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脱水症状口の中が乾燥している。皮膚の弾力がなくなっている。
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頻繁な排便以前に比べて排便の回数が増えた。
おわりに
いかがでしたか。
ネコちゃんの健康寿命を延ばすためには、飼い主さんのサポートが重要になってきます。
病気を早期発見すれば、完治できる確率も大きく変わってくるので、これからもずっと一緒に過ごせるように、日頃からネコちゃんの様子を観察し、しっかりとケアを行っていきましょう!