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はじめに
子犬は約1年かけて成犬へと成長します。
愛犬を初めてお迎えした人は、何をどのくらいあげたら良いのか分からないのではないでしょうか?
実は、生まれてから成犬になるまでの間、どんな栄養を摂っていたかで免疫機能や身体構造に大きく影響を及ぼすのです。
今回は愛犬の健康を維持するため、どんなものをどれくらいあげたら良いかを週齢・月齢別に解説します。
子犬のごはんは週齢・月齢によって異なる
子犬の場合、ごはんの内容は週齢・月齢によって異なります。
さらに、成長具合によってごはんの量や回数も変わるんです。
次に、週齢・月齢別に子犬のごはんの内容やあげる回数を紹介するので、参考にしてください。
【週齢・月齢別】子犬のごはんの内容・回数を解説
週齢・月齢別に子犬のごはんの内容やあげる回数を紹介します。
愛犬の週齢・月齢にあたる項目をチェックしてくださいね。
哺乳期(生後2週ごろまで)
哺乳期は文字通りお母さんの母乳を飲む時期です。
しかし、なんらかの事情で母乳をあげられないこともあるかと思います。
そんな時に活躍するのが「代用乳」です。
「代用乳」は「犬用ミルク」を指し、ペットショップやホームセンターで購入可能です。
種類もさまざまで、粉末タイプや液体タイプなどがあります。
いずれも生乳を原料としていて、製造過程で乳糖を大幅にカットしています。
そのため、乳糖不耐症の犬にも与えられるのが特徴です。
1日あたり4〜6回を目処に犬用ミルクをあげましょう。
【注意!】人間用のミルクは厳禁!
「人間用のミルクじゃダメなの?」と思う人もいるかもしれませんが、決してあげてはいけません。
なぜなら、犬用ミルクと人間用ミルクとでは大きく成分が異なるからです。
さらに、愛犬に人間用の牛乳をあげると「乳糖不耐症」を起こし、下痢や腹痛を起こすこともあるので、絶対にあげないでくださいね。
離乳期(生後1ヶ月〜6ヶ月ごろまで)
生後4〜5週ごろになると愛犬に乳歯が生えてきます。
乳歯が生えているのを確認できたら、離乳食を開始しましょう。
ごはんの内容は、子犬用のドライフードをぬるま湯や犬用ミルクでふやかしたものをあげます。
そうすると乳歯でも食べやすくなる上、胃腸への負担を減らせます。
あげる回数は、離乳開始〜生後3か月までは1日あたり4〜5回、生後3か月〜6か月は1日3〜4回が目安です。
離乳期を卒業できるように、少しずつふやかす水分を減らしていきましょう。
最終的に、ドライフードをパクパク食べてもらうのが目標です。
愛犬の体調や成長具合を見てゆっくり進めてくださいね。
成長期(生後6か月〜1歳ごろまで)
成長期にやっと成犬用のドッグフードに切り替えられます。
成犬用のドッグフードに切り替えるタイミングは犬の大きさによって異なります。
切り替えタイミングは以下の通りです。
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超小型犬8ヵ月
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小型犬12ヵ月
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中型犬18ヵ月
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大型犬1年
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超大型犬1年
突然成犬用ドッグフードのみにすると、お腹を壊したり、突然の変化に戸惑って食べてくれなくなることがあります。
そのため、1週間くらいかけて離乳食から少しずつ切り替えていきましょう。
あげる回数は、1日あたり2〜3回が目安で、最終的に1日2回にするのが目標です。
子犬のごはんに関するポイント
子犬のごはんに関するポイントを紹介します。
以下のことを意識すると愛犬の成長がもっと健やかになりますよ。
ドッグフードは慎重に選ぶ
犬は食の好みが激しいので、ドッグフードは慎重に選びましょう。
さらに、愛犬が食べてくれればなんでも良いという訳ではありません。
愛犬の健康のために質の良いドッグフードを選びましょう。
便の状態を確認する
愛犬の便は健康を表すバロメーターです。
そのため、愛犬の便の状態を必ず確認しましょう。
便が極端に硬かったり、緩かったりする場合、ごはんの量が多かったり、水分量が足りない可能性があります。
理想的な便を出すために、ごはんの内容を調整しましょう。
おやつは量とタイミングを見極める
子犬にもおやつをあげることは可能です。
ただし、おやつでお腹いっぱいになってしまい、ごはんが食べられなくなるのは避けてください。
なぜかというと、成長期にあたる子犬の時期には、ごはんからの栄養を摂取することが大切だからです。
そのため、おやつの量は必ず適量の範囲内にし、ごはんの時間とおやつの時間は間隔を空けてください。
愛犬の成長を見守ろう
今回は子犬にあげるごはんについて解説しました。
愛犬には健康的に大きく育ってほしいですよね。
ぜひ愛犬に合ったごはんをあげて、愛犬の成長を見守りましょう!