【犬のクン活ってなに?】隠された深い意味!
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はじめに
散歩中に愛犬が地面に鼻を近づけて「クンクン」と匂いを嗅ぐ姿を見かけることはありませんか?
この行動、じつは「クン活」と呼ばれているんです!
でも「そもそもクン活って何?」「愛犬にとって良いことなの?」と
疑問に思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
最近では、SNSでも「愛犬とクン活」という投稿をよく見かけるようになりました。
今回は、愛犬の大切な行動である「クン活」について詳しく解説します!
犬にとってクン活はとっても大事な活動なんです!
クン活とは?
クン活とは、犬が散歩中に地面や草むらの匂いを嗅ぐ行動のことを言います。
私たち人間が目で情報を集めるように、犬は優れた嗅覚を使って周りの様子を確認しているんです。
犬の嗅覚は人間の約1万倍以上!
そのため、私たちには分からない細かな情報まで、鼻を使って集めることができます。
クン活から得られる情報
たとえば、他の犬が残したおしっこから、
その犬の年齢や性別、体格、健康状態まで分かってしまうんです。
さらには、その犬が発情期かどうかまで判断できるという驚きの能力の持ち主なんです!
このように、クン活は犬同士の「情報交換」としても重要な役割を果たしています。
いわば、犬社会でのSNSのような存在と言えるかもしれませんね。
犬種によってクン活の傾向も違う!
とくに小型犬は、顔が地面に近いこともあって、自然と匂いを嗅ぐ機会が多くなります。
また、ビーグルやバセットハウンドなどのセントハウンド系の犬種は、もともと嗅覚を使って獲物を追跡する役割を持っていたため、クン活への関心が強い傾向にあります。
クン活で愛犬はこんなメリットが!
ストレス解消になる
クン活をすることで、愛犬はリラックスすることができます。
新しい匂いを発見したり、周りの環境を確認したりすることで、精神的な充足感が得ら
れるんです。
これは、私たち人間が好きな本を読んだり、音楽を聴いたりしてリラックスするのと同じような効果があると言えます。
また、家の中では味わえない様々な刺激を受けることで、ストレスの発散にもつながります。
脳の活性化につながる
匂いを嗅ぐことは、愛犬の脳を刺激する良い運動になります。
様々な情報を集めて処理することで、脳が活性化され、愛犬の知的好奇心も満たされるんです!
とくに高齢犬にとっては、新しい匂いとの出会いが認知機能の維持に役立つ可能性もあります。
安心感を得られる
犬にとって、周囲の環境を把握することは大きな安心感につながります。
クン活を通じて「ここは安全な場所だ」と確認できることで、より落ち着いた散歩を楽しめるようになります。
気をつけたい注意点
拾い食いに要注意!
クン活に夢中になると、地面に落ちているものを食べてしまうことがあります。
危険なものを口にする可能性もあるので、愛犬の様子をしっかり見守ってあげましょう。
とくに以下のようなものには注意が必要です。
- 腐った食べ物
- タバコの吸い殻
- 薬品類
- 小さな玩具や異物
不衛生な場所は避けて
他の犬のおしっこやうんちの近くには、細菌や寄生虫がいる可能性があります。
愛犬の健康のために、そういった場所での長時間のクン活は避けた方が安全です。
感染症予防のために、以下のような場所でのクン活は控えめにしましょう。
- 多くの犬が立ち寄る場所
- 水たまりの周辺
- 生状態の悪い草むらや溝
散歩のバランスを考えて
クン活に夢中になりすぎると、なかなか前に進まなくなることも。
アイコンタクトを取りながら、時には愛犬の注意を他に向けることも大切です。
クン活を上手に取り入れるコツ
トリーツを活用しよう
愛犬が大好きなトリーツを使って、クン活とのバランスを取りましょう。
散歩中に適度にトリーツを与えることで、愛犬の注意を引きつけることができます。
タイミングを決めよう
散歩コースの中で、クン活OKの場所とNG場所を決めておくのもおすすめです。
たとえば、公園の中では自由に匂いを嗅がせて、帰り道は早めに歩くなど、メリハリをつけることで効率的な散歩が可能になります。
愛犬の体調に注意
暑い日や寒い日は、地面の温度も極端になります。
とくに夏場は、アスファルトが熱くなっているので、長時間の匂い嗅ぎは避けましょう。
姿勢にも気を配って
常に下を向いてばかりいると、愛犬の首や背骨に負担がかかることも。
時々頭を上げて歩く時間を作ることで、バランスの良い運動になります。
おわりに
いかがでしたか?
クン活は、愛犬にとってとても大切な本能的な行動です。
クン活を通じて愛犬の行動をよく観察することで、
その子の興味や性格をより深く理解することができます
毎日の散歩が愛犬にとっても飼い主さんにとっても、もっと楽しい時間になることでしょう。
クン活を上手に取り入れて、愛犬との絆をさらに深めていってくださいね!