【飲水量で健康寿命が決まる⁉】脱水症状による猫の病気と予防方法
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はじめに
猫は泌尿器系の病気にかかりやすい動物なので、きちんと水分補給ができているのかを常に注意しておく必要があります。
今回は脱水症状によって起こる病気と、その予防法について解説します。
※ちなみに一日あたりに必要な水分量は「1.2×70×(体重)の0.75乗」という計算式で求めることが可能なので参考にしてみてくださいね!
脱水症状によって起こる病気
尿路結石
尿路結石は膀胱内に結石ができてしまう病気です。
処置が遅れると結石が尿道に詰まり、尿が腎臓へ逆流。
さらに症状が進むと急性腎不全から尿中毒へと陥ってしまいます。
短期間で悪化し、最悪の場合には死に至る可能性もある病気なので充分に注意してください。
慢性腎不全
慢性腎不全はよく高齢の猫に見られる病気です。
この病気の厄介なところは、一度なってしまうと腎臓の機能を完全には回復できないところにあります。
死亡率も高い病気なので、多飲多尿などの初期症状に気付き次第、病院に連れて行きましょう。
膀胱炎
膀胱炎は名前の通り、膀胱に炎症が起こる病気です。
水を飲まないと尿を出す頻度が減ります。
蓄尿時間が長くなることによって、その膀胱内の細菌が増え、そこから炎症が広るのです。
また、尿路結石が膀胱炎になる原因の一つにもなっています。
予防法について
まずは病気にさせないために、常日頃から猫の体調をしっかりと管理することが大切です。
・猫がいつでも新鮮な水が飲める状態にする
・ウェットフードを使ってみる
・稀にささみのゆで汁を与えてみる etc…
ささみのゆで汁は、栄養補給にも効果があります。
猫が飲める温度までしっかり冷ましてから与えてくださいね。
おわりに
猫の寿命は、残念ながら私たちよりも随分と短いです。
だからこそ、一緒に居られる時間はずっと元気に暮らしてもらいたいですよね。
そのために、まずは飲水量をしっかりと把握し、病魔に負けない健康体を維持させましょう!