【愛猫・愛犬の安全を守る！】マイクロチップの役割とメリットとは？

2022年6月から、ペットショップで売られる犬や猫へのマイクロチップ装着が義務化されたんです。

でも「そもそもマイクロチップって何？」「どうやって付けるの？」「費用はいくらかかるの？」
って思いませんか？今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

マイクロチップは、ペットの体内に埋め込む小さな電子標識器具なんです。

ちょっと想像つきにくいかもしれませんが、サイズは米粒くらい。
直径2mm、長さ12mm程度で、最近ではさらに小さくなってきているんですよ。

このチップには個体識別用の15桁の番号が記録されていて、専用の機械で読み取ると、
飼い主さんの情報やペットの特徴がわかるんです。

中身は意外とハイテク！アンテナとICが入っていて、電池もいらないんです。
一度付けたら、ペットの一生交換する必要がないのもうれしいポイント！

マイクロチップの一番のメリットは、ペットが迷子になっても身元がすぐにわかること。
災害時に離ればなれになっても、見つけやすくなります。
絶対に外れない首輪のようなものだと思えば分かりやすいかも。

実は、日本でマイクロチップが注目されるきっかけになったのは
1995年の阪神・淡路大震災なんです。
多くのペットが飼い主さんとはぐれてしまって...。

そんな悲しい出来事を少しでも減らせたら、という思いが込められているんです。

マイクロチップの装着は獣医さんがおこないます。
犬や猫の場合は、首の後ろの皮下に埋め込むのが一般的。痛みは普通の注射と同じくらいで、
特別な処置は必要ありません。

気になる方も多いと思いますが、犬なら生後2週間くらい、
猫なら生後4週間くらいから装着できるんです。
でも、個体差もあるので、獣医さんに相談するのがいいですね。

実は、去勢手術や避妊手術と一緒に装着することもできるんです。
その場合は麻酔をかけるので、ペットへの負担も少なくて済みますよ。

マイクロチップを付けたら、次は登録です。
環境省が指定するサイト「犬と猫のマイクロチップ情報登録」でできますよ。手順は簡単！

これで完了です！
ちなみに、引っ越しをしたり、ペットを譲り受けたりしたときも、情報の変更が必要になります。

マイクロチップは、体に害がないよう特殊な素材でできています。
日本では今のところ、副作用の報告は1件もないんです。予防接種よりも安全性が高いです！

でも、装着後はちょっとだけ気をつけることがあります。
暴れたりすると、まれにマイクロチップが落下することがあるので、
2〜3日はおとなしくさせてあげてくださいね。
あと、シャンプーは4〜5日くらい避けた方がいいです。

マイクロチップの装着費用は、動物病院によって違いますが、だいたい数千円から1万円くらい。
登録や変更の手数料は300円です。

ちょっとお財布が気になるかもしれませんが、ペットとの長い人生を考えると、
決して高くない投資だと思います。それに、次にお話しする助成制度を利用すれば、
さらにお得になるかも！自治体の助成制度を活用しよう！

マイクロチップ装着に補助金を出している自治体もあります。
環境省のホームページで確認できるので、チェックしてみてくださいね。
地域によって内容は違いますが、装着費用の一部を助成してくれるところが多いです。

お住まいの地域の制度をぜひ調べてみてください！

大切な家族であるペットと離ればなれになったら、とっても心配ですよね。
マイクロチップを付けておけば、もしものときの安心感が格段に上がります！

新しくペットを迎える方はもちろん、すでに飼っている方も、
マイクロチップの装着を考えてみてはいかがでしょうか？

ペットとの幸せな時間をより安心して過ごすための、小さな投資だと思います。

最後に、マイクロチップは単なる義務ではなく、ペットへの愛情表現の一つだと私は考えています。
「あなたは大切な家族だよ」という気持ちを、目に見える形で示すことができるんです。