【犬に夏バテってあるの?】症状、対策は?
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はじめに
今年は例年より梅雨入りが遅く、6月から真夏のような暑さが続いていますね。
犬も飼い主さんも、毎日大変だと思います。
私たちも食欲がなくなったりするように、犬も「夏バテ」することがあります!
きちんと症状を理解してあげて、対策をしてあげましょう。
犬の「夏バテ」とは?
犬が快適に過ごせる温度は、犬種により多少の差はありますが、約21~25度と言われています。
また、湿度は40~60%と言われています。
ですので、日本の夏は犬にとってはとても危険です!
犬は肉球や口など、限られた部分からしか汗や熱を放出することができないため、温度調節に体力を使ってしまいます。
そうすると、私たちと同様に「夏バテ」のような症状を起こし、最悪「熱中症」になって命の危険に晒されることもありますので、注意が必要です!
犬の「夏バテ」のサイン・症状とは?
お散歩に行きたがらない
体を動かすと熱が作り出されるので、犬も夏バテをしていると散歩に行きたがらなくなることがあります。
特に、パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は暑さに弱いので、
そういった様子が見られたら無理なお散歩や日中のお散歩は控えるようにして、自宅で涼しく過ごしましょう。
また、日が落ちても、アスファルトを触って熱くないか確認したうえで、
反射板などの暗さ対策をしたうえでお散歩にでかけましょう!
食欲がなくなる
私たちも暑さで食欲がなくなることがありますが、犬も食欲が落ちることがあります。
いつもは食欲旺盛な子が食事を残したり、おやつを食べなかったりすることがあります。
お腹がゆるくなる
温度変化のストレスや、フードの劣化などで、嘔吐や下痢、軟便の症状が起きることがあります。
また、暑いからといって「氷」をたくさん与えてしまう飼い主さんもいると思うのですが、
食べ過ぎてもお腹がゆるくなる原因となります!
食欲と同様に、排尿や排便の状態も細かくチェックしてあげましょう。
ぐったりする
軽度の「夏バテ」の場合は、涼しい場所で水分を接種し、ゆっくり安静にすれば問題ありませんが、
もし「熱中症」になっている場合は対処が異なります。
ぐったりしている他、繰り返し嘔吐や下痢をしていたり、体を触って熱感があったり、
ふらつくようなしぐさがある場合は、もしかしたら「熱中症」になっている可能性があります!
その場合は、動物病院を受診し、冷却措置や点滴などの治療が必要になってきます。
熱中症は命にかかわる状態ですので、様子がおかしいな?と思ったら迷わず受診しましょう。
夏バテにならないケア・過ごし方とは?
お散歩は朝早い時間または夜にする
夏は日が出ている間は、アスファルトも焼けるように熱く、気温・湿度も危険な高さですので、
お散歩は早朝、または日が落ちてから行きましょう。
時間も長時間のお散歩は避け、お散歩ルートも可能な限り日陰や地面を選んであげましょう!
室内ドッグランを使う
早朝や夜の散歩が難しい場合は、室内ドッグランなど、温度管理がされている施設を利用するのも一つです。
運動した後は、ドッグカフェで犬とお食事タイムを過ごすのもいいですよね!
ドッグランを利用する際は、犬同士のマナーや排泄のマナーなどに注意しながら利用しましょう。
しっかり水分を摂取させる
夏は私たちと同様に、犬も水分補給が重要です。
冬と比べ、汗やパンティングで蒸発する水分の量が増えているためです。
飼い主さんの方から、犬に意識的に水分を飲ませるようにしてあげましょう。
もし、単純な「水」を飲んでくれない場合、お勧めの方法があります!
ひとつは、犬用のポカリスエットのような、味の付いた製品を使用することです。
もう一つは、ササミや野菜などのゆで汁を製氷皿で凍らせておき、
水で溶かしながら味をつけると積極的に飲んでくれますよ!
是非参考にしてみてください。
なお、犬に必要な水分摂取量は、概ね体重1kgあたり50ml前後だと言われています。
一度、いつもどれくらい水分を与えているか、計量カップで測って見直してみましょう!
ひんやりグッズを活用する
最近はたくさんのひんやりグッズが発売されています。
首に巻くバンドタイプから、ハーネスに取り付けるタイプ、ひんやりマットのような敷物、
バギーにつける扇風機など様々です。
使いやすいお気に入りの製品を探してみてはいかがでしょうか?
年々日本も気温が上昇しています。
例年より早い時期から暑くなる傾向がありますので、早め早めを意識して対策を行っていきましょう!