【猫に夏バテってあるの?】症状、対策は?
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はじめに
今年は例年より梅雨入りが遅く、6月から真夏のような暑さが続いていますね。
猫も飼い主さんも、毎日大変だと思います。
私たちも食欲がなくなったりするように、猫も「夏バテ」することがあります!
きちんと症状を理解してあげて、対策をしてあげましょう。
猫の「夏バテ」とは?
猫が快適に過ごせる温度は、猫種により多少の差はありますが、約21~28度と言われています。
また、湿度は50~60%と言われています。
ですので、日本の夏は猫にとってはとても危険です!
猫は肉球や鼻など、限られた部分からしか汗や熱を放出することができないため、温度調節に体力を使ってしまいます。
そうすると、私たちと同様に「夏バテ」のような症状を起こし、最悪「熱中症」になって
命の危険に晒されることもありますので、注意が必要です!
猫の「夏バテ」のサイン・症状とは?
動きたがらない
体を動かすと熱が作り出されるので、猫も夏バテをしていると動きたがらなくなることがあります。
特に、ラグドールやノルウェージャンフォレストキャットのような長毛種や、
ペルシャやヒマラヤンなどの短頭種は暑さに弱いので、そういった様子が見られたら
室内を涼しくしてあげましょう。
食欲がなくなる
私たちも暑さで食欲がなくなることがありますが、猫も食欲が落ちることがあります。
いつもは食欲旺盛な子が食事を残したり、おやつを食べなかったりすることがあります。
猫は食の好みが強いので、ウエットフードや
嗜好性の高いドライフードを使って食欲を出させてあげましょう。
お腹がゆるくなる
温度変化のストレスや、フードの劣化などで、嘔吐や下痢、軟便の症状が起きることがあります。
また、暑いからといって「氷」をたくさん与えてしまう飼い主さんもいると思うのですが、
食べ過ぎてもお腹がゆるくなる原因となります!
食欲と同様に、排尿や排便の状態も細かくチェックしてあげましょう。
ぐったりする
軽度の「夏バテ」の場合は、涼しい場所で水分を接種し、ゆっくり安静にすれば問題ありませんが、
もし「熱中症」になっている場合は対処が異なります。
ぐったりしている他、繰り返し嘔吐や下痢をしていたり、体を触って熱感があったり、
口で呼吸をしていたり、ふらつくようなしぐさがある場合は、
もしかしたら「熱中症」になっている可能性があります!
その場合は、動物病院を受診し、冷却措置や点滴などの治療が必要になってきます。
熱中症は命にかかわる状態ですので、様子がおかしいな?と思ったら迷わず受診しましょう。
夏バテにならないケア・過ごし方とは?
しっかり水分を摂取させる
夏は私たちと同様に、猫も水分補給が重要です。
元々水分を多く取らない猫が多いので、飼い主さんの方から意識的に水分を飲ませるようにしてあげましょう。
ただ、猫は進んで水を飲んでくれないことが多いので、工夫が必要です。
ひとつは、ウオーターファウンテンのような、動く水を好む子がいますので、
そういったグッズを用意すると良いでしょう。
もう一つは、好きなウエットフードやおやつを水で溶いてあげても良いでしょう。
是非参考にしてみてください。
なお、猫に必要な水分摂取量は、概ね体重1kgあたり50ml前後だと言われています。
一度、いつもどれくらい水分を与えているか、計量カップで測って見直してみましょう!
ひんやりグッズを活用する
部屋の温度管理をする時、クーラーや扇風機を使うことが多いと思いますが、
猫はそれらの風や音があまり好きではなく、カーテンの裏や物陰に隠れてしまう子がいます。
ですので、クーラーや扇風機のみに頼らず、ひんやりグッズを有効活用すると良いでしょう。
接触霊感のマットやジェルマットのような敷物やベッド、アルミ素材の猫鍋など様々です。
使いやすいお気に入りの製品を探してみてはいかがでしょうか?
おわりに
猫は体調不良をあまり表面に出してくれません。
小さな変化に気づけるよう、体調に気を配ってあげましょう。
また、年々日本も気温が上昇しています。
例年より早い時期から暑くなる傾向がありますので、早め早めを意識して対策を行っていきましょう!