【病気のサイン?】猫の目ヤニの原因と対処法
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はじめに
最近、愛猫の目ヤニが気になったこと、ありませんか?
もしかしたらそれは、目の病気のサインかもしれません!
目ヤニから考えられる目の病気について解説します。
目ヤニの原因
目ヤニは、涙などの分泌物が、まぶたからの老廃物やほこりなどが混じり乾燥した塊です。
健康でも目ヤニは出ますが、目に炎症や刺激が起こると目ヤニの量が多くなります。
もしかしたら、目ヤニがいつもより増えている場合は、病気のサインかもしれません!
例として
- 角膜の傷(角膜潰瘍)
- 異物の刺激(逆さまつげ)
- 細菌感染(結膜炎)
- アレルギー
- 角膜黒色壊死症
などが原因となります。
目ヤニ以外の目の病気のサイン
目ヤニ以外に、目の病気のサインとして現れる症状として
- 結膜の浮腫(粘膜が腫れる)
- 目の充血(白目が赤くなる)
- まぶたの充血(目のふちが赤くなる)
- 目がしょぼしょぼしている
- 目を痒がっている
- 瞳孔の大きさが左右で違う
- 目の表面が濁っている
などがあります。
目の病気は、放置するのは危険で、進行が早かったり症状が強かったりすると失明するケースもありますので、気を付けましょう!
目ヤニが多いときの対処法
目ヤニが多いなと感じた場合は、まずは早めに動物病院を受診しましょう。
病気ではなかったときは、日頃目ヤニをこまめに取り除いてあげましょう。
目ヤニをそのままにしておくと、場合によって細菌が繁殖してしまい、
まぶたに炎症を起こしてしまうことがあります!
固まった目ヤニに関しては、お湯で濡らしたコットンなどで目ヤニをふやかして、コームなどで優しくとってあげましょう。
目に接している目ヤニに関しては、デイリーケア用の目薬を使用して、浮かしてコットンなどでとってあげましょう。
あまりこすりすぎたり、無理にとったりすると、逆に目やまぶたを傷つける原因となる上、
猫も嫌がってしまうので注意しましょう!
目ヤニからわかる病気
角膜潰瘍
角膜潰瘍とは、目の一番表面の「角膜」という部分に傷がついていることを言います。
目の赤みや痛みを伴うことが多く、涙が多くなり目ヤニも多くなります。
他の猫と遊んだ際、爪が刺さるなどのケガや、自分で目をこすった際の刺激が原因となるケースが多いようです。
角膜潰瘍が疑われる場合、病院では目に傷がないかどうかの検査を行います。
軽症であれば目薬で治療を行いますが、異物が刺さっていたり、傷が深かったりすると手術が必要になるケースもあります。
眼瞼内反症
ペルシャ系などの鼻が低い猫種でよく見られます。
まぶたの皮膚がたるむことで、眼球に接してしまい毛が眼球に接することで、
涙が多くなったり目ヤニが出たりする状態です。
軽症であれば目薬で治療を行いますが、まぶたのたるみを矯正するような手術が必要になるケースもあります。
結膜炎
白目の部分である「結膜」が赤く充血することを「結膜炎」と言います。
結膜炎にはたくさんの原因が知られており、細菌やウイルスの感染、寄生虫、アレルギー、
異物、眼瞼内反症、まぶたのしこり、角膜潰瘍などが挙げられます。
特に猫においては、ヘルペスウイルスやクラミジアなどの感染による、
いわゆる「猫カゼ」の症状として発症することも多いです。
基本的には目薬で治療を行いますが、症状が強い場合は内服薬による治療を行うこともあります。
角膜黒色壊死症
角膜表面に黒いかさぶたのようなものが作られる、特徴的な外見の病気です。
ヘルペスウイルスの感染が関与しているのではないか?と言われています。
完治することが難しく、目薬や内服薬で、かさぶたが悪化しないよう管理を行っていきます。
さいごに
「目ヤニだから…」と様子を見ていると、実は目の病気で、治療が遅れてしまった、
という事態になる可能性があります。
様子を見ずに、早めに動物病院を受診しましょう。