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はじめに
「うちの子は大丈夫!」「自由に走らせてあげたい」
そんな風に思って、リードを付けずに散歩させていませんか?
でも、ちょっと待って!ノーリード散歩には、実はたくさんの問題があるんです。
今回は、ノーリード散歩の危険性や法律的な問題について、わかりやすくお伝えしていきますね。
ノーリード散歩の危険性
予期せぬ事故のリスク
ワンちゃんは予想外の行動をすることがあります。
- 突然、車道に飛び出す
- 他の動物を追いかける
- 知らない人に飛びつく
リードがないと、こういった行動を制御できません。
最悪の場合、交通事故や他人への危害につながる可能性も!
他の犬とのトラブル
「うちの子は温厚だから…」そう思っていても、犬同士のケンカは突然起こることがあります。
- なわばり意識での喧嘩
- 興奮しての追いかけっこ
- 予想外の攻撃的行動
リードがあれば、すぐに引き離すことができますが、ノーリードだと手遅れになることも。
飼い主さんの制御力の低下
リードは単なる紐ではありません。愛犬とのコミュニケーションツールなんです。
- 危険を感じたときの即座の制止
- 方向転換の指示
- 愛犬の状態(興奮や不安)の把握
ノーリードだと、こういった大切なやりとりができなくなってしまいます。
法律的な問題
動物愛護法違反になります!
じつは、ノーリード散歩は立派な法律違反なんです。
動物愛護法第7条では、こう定められています。
「動物の所有者又は占有者は、その動物を適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。」
ポイントは2つ!
- 動物の健康と安全を守ること
- 他人に害や迷惑をかけないこと
ノーリード散歩は、特に2つ目のポイントに反してしまうんです。
各地の条例でも禁止されています
多くの自治体が、ノーリード散歩を禁止する条例を設けています。
- 東京都:罰金5万円以下
- 兵庫県:罰金10万円以下
- 大阪府:罰金5万円以下
地域によって罰則の内容は異なりますが、ほとんどの場所でノーリード散歩はNGです。
事故が起きたら大変なことに
もし、ノーリードの愛犬が事故を起こしてしまったら…。
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民事上の損害賠償責任ダックスフンドがリードから外れて人を転倒させた事故で1284万円の賠償命令が出たケースもあります
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刑事責任の可能性過失傷害罪や過失致死罪に問われることも
ちょっとした不注意が大きな賠償につながる可能性があることを示しています。
日頃からのリード管理の大切さが分かりますね。
「うちの子は大丈夫」と思っていても、万が一のリスクは避けられません。
おわりに
ノーリード散歩の危険性や法律的な問題、分かっていただけましたか?
リードは愛犬を抑圧するものではありません。
むしろ、愛犬と周りの人々を守る大切な道具なんです。
愛犬との楽しい散歩時間を守るためにも、リードの重要性を再確認してみてください。
安全で楽しい散歩は、きっと愛犬も喜んでくれるはずです!