【しっぽはデリケート!】犬猫がしっぽを触られるのを嫌がる理由
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はじめに
可愛い犬猫のふわふわしっぽ。思わず触りたくなりますよね!
でも、ちょっと待って!
じつは、多くの犬・猫は、しっぽを触られるのを嫌がっているんです。
なぜでしょうか?
今回は、愛おしいペットたちがしっぽを触られるのを嫌がる理由を解説します。
犬のしっぽ事情:あれ、怒ってる?
感情のバロメーター!
犬のしっぽは、まるで感情表現の達人。
喜びや不安、警戒心など、様々な気持ちを表現しています。
高く上がったしっぽは興奮状態、低い位置のしっぽは不安や恐怖のサイン。
つまり、しっぽは犬にとってとても大切なコミュニケーションツールなんです!
たとえば、大きく左右に振っているしっぽを見たら、「わぁい、嬉しい!」というサイン。
でも、同じように振っていても毛が逆立っていたり、唸り声が聞こえたりしたら要注意。これは威嚇のサインかもしれません。
敏感すぎる部位!
犬のしっぽには、たくさんの神経が通っているんです。
そのため、とっても敏感!急に触られると、びっくりしてしまうかも。
さらに、しっぽは背骨とつながっているので、乱暴に触ると痛みを感じることも。
だから、優しく触れることが大切です。
しっぽの構造って、じつはすごく複雑。
尾椎(骨)、筋肉、神経が絡み合って、あの自由自在な動きを可能にしているんです。
これだけ精巧な仕組みだから、デリケートなのも納得ですね。
トラウマの可能性も
子犬のときに嫌な思いをした経験が、トラウマになっていることも。
踏まれたり引っ張られたりした記憶が、しっぽを触られるのを嫌がる原因になっているかもしれません。
保護犬の場合、過去にどんな経験をしたのか分からないこともあります。
だからこそ、しっぽに限らず体に触れるときは、ゆっくり優しくアプローチすることが大切ですよ。
猫のしっぽ事情:急所だから触らないで!
9割の猫が嫌がる?!
なんと、9割もの猫がしっぽを触られるのを嫌がるそうです。
猫にとって、しっぽは急所。
重要な神経が集まっている場所だから、触られると不快に感じてしまうんです。
猫のしっぽには、2種類の筋肉があります。
これらのおかげで、猫は驚くほど器用にしっぽを操れるんです。
だからこそ、勝手に触られるのは迷惑なんですね。
バランス感覚の要!
猫のしっぽは、体のバランスを取るのに欠かせません。
高い場所を歩いたり、ジャンプしたりするとき、しっぽは重要な役割を果たしているんです。
さらに、猫のしっぽは感情表現の道具でもあります。
まっすぐ上に立っているしっぽは、ご機嫌な証拠。
逆に、ピンと張った状態で低く構えているなら、攻撃態勢のサイン。
猫の気持ちを知る上で、しっぽの動きはとても大切な手がかりなんです。
でも、ちょっと例外も?
しっぽの付け根を軽くポンポンすると喜ぶ猫もいます。
ここはフェロモンが分泌される場所で、リラックス効果があるんです。
でも、強く触ると逆効果!注意が必要です。
この反応、とくにメス猫に多いそうです。
でも、これはあくまで個体差があるので、様子を見ながら接することが大切ですよ。
さいごに
犬も猫も、しっぽは大切な体の一部。
感情表現やバランス感覚に重要な役割を果たしています。
だから、むやみに触るのは避けましょう。
でも、心配はいりません!
しっぽ以外にも、ペットが喜ぶ撫で方はたくさんあります。
たとえば、多くの犬は耳の後ろや首筋を撫でられるのが大好き。
猫なら、あごの下や頭を優しく撫でるのがおすすめです。
大切なのは、ペットの気持ちを理解すること。
嫌がる様子が見られたら、すぐに手を引っ込めましょう。優しく接することで、きっと素敵な信頼関係が築けますよ!
最後に、保護犬・保護猫を迎える際の注意点も。
彼らは様々な経験をしてきた可能性があります。
急にしっぽを触ったり、強引に撫でたりするのは避けましょう。
まずは、ゆっくりと信頼関係を築いていくことが大切です。
ペットとの生活は、驚きと発見の連続。しっぽの不思議を知ることで、さらに深い絆が生まれるかもしれません。
これからも、大切な家族の一員として、ペットの気持ちに寄り添いながら、幸せな時間を過ごしていってくださいね!