猫の首をつまむとおとなしくなる理由3選!つまむ際の注意点も紹介

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はじめに

猫の首をつまむと大人しくなると言われています。
さっきまでヤンチャだったのに、首を摘んだ途端大人しくなった経験がある人もいるのではないでしょうか。
首をつまむと大人しくなるのには理由があるんです。
今回は、猫の首をつまむと大人しくなる理由を紹介します。
実際に首をつまむ際の注意点も紹介しているので合わせて参考にしてください。
猫の首をつまむと落ちなしくなる理由3選

猫の首をつまむと大人しくなるにはいくつか理由があります。
ここでは、代表的な理由を3つ紹介します。
本能的な習性だから
代表的な理由の1つに、猫に備わっている仕組みが関係しています。
実は、猫には「つまみ誘発性行動抑制」と呼ばれる習性があるんです。
これは本能的なもので、目の瞳孔の開き具合や心拍数などから「恐怖で固まっている」と思われがちですが実際は「リラックスした状態」と言われています。
子猫は母猫に首の後ろを咥えられて移動することがほとんどです。
そして、大人になってもその頃を思い出して本能的に体を丸くしてじっとしているんですね。
受け身になるから
「つまみ誘発性行動抑制」が発動すると、心拍数が下がり、大人しくなります。
受け身の体制になるため、動物病院では爪切りのときにも優しく首をつまむケースもあるようです。
受け身の体制なら、爪切りもスムーズに進みやすくなりますね。
リラックス効果があるから
猫の首をつまむと、猫をおとなしくさせるだけではありません。
他にも、リラックス効果も期待できます。
なぜなら、首をつまむことでうなじへの刺激に繋がり、マッサージのような効果が得られるからです。
猫は空を見上げたり、獲物を狙ったりなど、首を酷使する動作が多い動物です。
そのため、マッサージやコミュニケーションの1つとして、首の後ろを優しくマッサージすると猫との絆がより深くなるかもしれません。
猫の首をつまむ際の注意点4つ

ここまでは猫の首をつまむと大人しくなる理由を紹介しました。
では、実際に飼い主さんが施す場合はどのようにしたら良いのでしょうか?
人間と猫の力加減は全く違うため、やり方を間違えると猫にとってトラウマになりかねません。
猫の健康を損なわないためにも、これから紹介する4つの注意点をよく理解しましょう。
優しくつまむ
猫の首をつまむ際は優しくつまみましょう。
特に子猫は細心の注意を払い、軽く触れる程度の力加減に留めておくことが重要です。
強くつまむと、猫の健康を損なうだけではなく、心にトラウマとして残るリスクもあります。
あくまでもしつけではなくマッサージをするような気持ちでおこなうことが大切です。
つまんだまま持ち上げない
首をつまんだまま持ち上げてはいけません。
なぜなら、首をつまんだまま持ち上げると、他の部位に大きな負担がかかるからです。
首の皮膚だけが伸びてしまうリスクもあります。
体に余計な負担をかけないためにも、持ち上げることはせず、皮膚を優しくつまむだけに留めましょう。
持ち上げたい時はいつも通り抱っこしてあげてください。
つまんだまま左右にゆすらない
同じ理由で、猫の首をつまんだまま左右にゆすってはいけません。
持ちあげるだけでも体の不安が大きいのですが、左右にゆするとかえって恐怖心を煽り、猫を怯えさせてしまいます。
飼い主さんにとっては1回の過ちでも、猫にとっては一生もののトラウマになることもあります。
飼い主さんは猫の首をつまんだら、決して動かさないようにしてくださいね。
無理矢理つままない
猫が嫌がっているところに無理矢理つまむのも避けましょう。
無理矢理つまむ行為も猫のトラウマに繋がります。
首元に手を近づけて逃げるようなら、その猫は首を触られるのを嫌がる猫だということです。
その場合は、他の部位を撫でてあげてコミュニケーションをとってあげてくださいね。
猫の首をつまむとおとなしくなるのは猫の仕組みに関係があった

よく、母猫が子猫の首をくわえて移動してる様子を見かけますが、これは猫の仕組みを利用したものだと考えられます。
猫の仕組みをよく理解し、正しい方法で首をつまめば、もっとコミュニケーションを豊かにできるでしょう。
本記事で紹介した注意点をよく理解し、猫とのコミュニケーションに役立ててくださいね。