子育てで母猫が子猫に何をする?愛情深い母猫の役割を紹介

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はじめに

子猫は成長して成猫になるまで、母猫の元でスクスク育ちます。
その間、母猫は愛情だけではなく、さまざまなことを子猫に教えているんです。
今回は母猫が子猫にしてあげることを紹介します。
さらに、愛情深い母猫の役割についても紹介しているのでぜひ参考にしてください。
母猫が子猫にすること3選

母猫は一生懸命子猫の面倒をみます。
しかし、母猫が子猫に何をしているか知らない人も多いでしょう。
ここでは母猫が子猫にする代表的な行動を3つ紹介します。
毛繕いで綺麗にする
子猫を舐めて毛繕いをすることで、子猫を綺麗にしてあげています。
毛繕いをするのには、綺麗にすることだけではなく、母猫のにおいを子猫につける役割も担っている重要な要素です。
母乳をあげる
歯が生えて乳離れするまでは、子猫は母猫の母乳をあげて子猫はスクスク育ちます。
また母乳をあげた後は、肛門付近を舐めます。
これは肛門を刺激して排泄を促すためです。
このような過程を経て、子猫は徐々に自分でも排泄が出来るようになるのです。
子猫が乳離れをすると、今度はご飯の食べ方や、狩りの仕方、遊び方などを教えます。
こうして子猫の自立を促しているのです。
危険から身を守る
母猫は、常に子猫が危険な目に遭わないように危険から身を守っています。
特に、子猫の目が開かないうちは、視界も定まっていません。
そのため、常に母猫の側にいるように子猫の首筋を加えて安全な場所へ連れていきます。
子育て中の母猫は子猫を守るために気が強くなっています。
そのため、母猫より大きい動物に対しても威嚇して追い払おうとする勇敢さも持ち合わせているのです。
子猫はそんな母猫を見て勇敢さも身についていくのかもしれませんね。
母猫は子猫にとって重要な役割を担っている

子猫の成長に関わる基本的なことだけではなく、子猫の社会性に関わる重要な役割も担っています。
ここからは、母猫が担っている役割を紹介します。
獲物のとらえ方を教える
子猫の離乳が始まると母猫から獲物のとらえ方を教わります。
なんと、動く獲物を目の前で噛み殺し「噛む」という動作と仕留め方を身をもって教えるのです。
もちろん、食べられることを証明するために、母猫は実際に食べます。
子猫は「獲物が食べ物である」と理解したら、一緒に狩りにでかけて現地訓練を開始します。
元々、猫にとって狩りは本能的な行動なので、母猫から教えてもらう前に披露する子猫もいるようです。
それでも不完全な場合も多いため、母猫のお手本はとても大切なのです。
猫同士の関わり方を教える
猫は基本的に単独行動をする動物です。
しかし、不要な争いを避けるために、猫同士の関わり方を身につけなくてはなりません。
例えば、子猫が母猫に噛みついてきたら、たとえ遊びで噛み付いたとしても、噛み返して力の加減を教えるのです。
強く噛むと痛みを感じるため、子猫は「噛むと相手が痛がるんだ」と身をもって実感します。
他にも、子猫が母猫の目をじっと見てきたら、怒って敵意を示します。
なぜなら、猫同士でじっと見つめ合うのは、敵意を意味するからです。
万が一、ボス猫とうっかり目を合わせてしまうと大変です。
母猫の教えを通して、猫社会で生きる知恵を身につけます。
飼い主さんへの関わり方も教える
もし、飼い主さんのおうちで母猫が出産した場合、猫同士の関わり方だけではなく、飼い主さんとの関わり方も教えています。
「人間は怖くない」、「この人は良い人」と教えているのです。
なんとも微笑ましいですね。
このような経緯があることから、飼い猫が生んだ子猫は人間に対してフレンドリーになり、恐れを知らない勇敢かつ親和的な性格になりやすいと言われています。
これは、元々母猫が飼い主さんを恐れていないからこそできる役割です。
反対に、子猫が人間を警戒している野良猫の元で育つと、警戒心が強く、おうちに馴染むのに時間がかかる可能性があります。