【しっぽを振るのは怒っているから⁉】しぐさで分かる犬のきもち
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はじめに
尻尾を振ったり鳴いたり、豊かな表情や様々なしぐさで私たちに癒しの時間を与えてくれる犬たち。
皆さんは、そんな犬たちの何気ないしぐさに隠された気持ちをきちんと受け取れていますか?
もしかすると間違った解釈をしていたり、受け取りそびれていた気持ちがあるかもしれません。
今回は犬の様々なしぐさについて解説します。
しっぽを振る
もっとも代表的な仕草ともいえる『しっぽ振り』。
これは、主に飼い主さんに対する愛情や喜びを表しています。
しかし実は、振る方向や振り幅、スピードなどで表す感情が大きく違ってくるんです。
尻尾を高くピーンと上げた状態で振っている時は、実は怒っているということも…。
尻尾を振っているからといって愛情のサインだと思い込まず、振り方のパターンを日頃から観察して適切な判断ができるようにしておくとよいでしょう。
前足を乗せてくる
この仕草は「パピーリフト」といい、犬が飼い主に甘えたいときに行う仕草です。
前足をちょこんと置いて「かまってよ~」と訴えているんですね。
とっても可愛い仕草ですね!
鳴き声いろいろ
「ワンワン!」
犬の鳴き声といえば「ワンワン」ですよね。
これは警戒や興奮、また何かを要求していたりと、特別多くの感情が表現されている鳴き声といえます。
あまりにも鳴く声が大きいとトラブルになることもあるので、あらかじめ原因を予測して吠えさせないように気を付けることが大切です。
「ウ~!」
眉間にしわを寄せ唸る様子は、ほとんどの場合は威嚇につながっています。
興奮してこちらに飛びかかってくる可能性もありますので、むやみに刺激を与える行動をするのは控えてくださいね。
また何かを咥えている時に唸られた場合には、危険なものを咥えてしまった時に備えて咥えたものをすみやかに口から離せるようにしつけをしておきましょう。
「クゥ~ン…」
これは、「寂しい」「不安」「おねだり」といった感情を表します。
同じ「クゥーン」でも目や尻尾の様子も含めて観察してあげると、細かな感情の動きを掴むことができますよ。
目を逸らす
可愛すぎるがあまり、じっと目を見つめてしまう…なんてことはありませんか?
実は、多くの動物にとって目を合わせることは威嚇の意を表します。
長く目を見続けることは大きなストレスに繋がるのです。
そのため、人間ではマイナスなイメージにとられがちな『目を逸らす』という行為も、犬にとってはごく自然なこと。
これは相手に敵意がないことの表れでもあり、飼い主との関係が結ばれているというなことなのであまり深く考えずに接してあげましょう。
逆に目を離さない場合は何かを訴えている可能性もありますので、注意しておきましょうね。
おわりに
犬の感情表現の方法は人間のものとは全く性質が違うので、その違いを理解して接してあげることが大切です。
今回は体の部位ごとに様々なサインを紹介してきましたが、犬は全身いっぱいを使って感情表現する生き物なので、体の全体を見つつ、合わせて前後のシチュエーションまで考えてあげるとより理解がしやすくなりますよ。