【水分補給で熱中症予防!】犬の適切な飲水量ってどれくらい?
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はじめに
夏や気温が高い日になると欠かせない水分補給。
個体差はありますが、犬の体はおおよそ70%の水分で占められていると言われています。
水分は、血液や唾液などの体液を作ったり栄養素を運んだり、老廃物の排出に使用したりと、生活をする上で欠かせません。
犬の健康を守るためには、飼い主がしっかりと管理してあげることが大切です。
今回の記事では、一日に必要な水分量や飲ませてはいけないものを紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
犬の水分補給について
一日に必要な飲水量ってどれくらいなの?
1日に必要な水分の目安量を算出できる計算式はこちら。
<犬に必要な1日の飲水量>=体重(kg)×0.75×132(ml)
例えば体重3kgの犬であれば、3×0.75×132=297となるので、1日に必要な水分量は300mlが目安。
しっかりとした飲水量を維持しないと、脱水症状や飲みすぎになってしまいます。
また、犬が必要以上に水を飲みすぎたり、逆に普段より飲まない場合には病気を疑いましょう。
脱水症状を引き起こす病気には腎臓病や糖尿病などがあるので要注意!
脱水症状のサインは?
脱水症状の際に現れるサインとしては以下のものがあります。
・落ち着きのない行動をしている
(水を求めている可能性があります。)
・下痢・嘔吐
(水分のみならず、カリウムやナトリウムなどの電解質も失います。 体内の電解質の量が変動してしまうと、めまいや吐き気をもよおす恐れがあり、 とても危険です。)
・尿が少なく、色が濃い
・皮膚(歯茎)に弾力がない
(つまんだ皮膚をはなして、元の状態に戻るまでが遅ければ、脱水症状の可能性があります。)
これらの症状が現れた場合、なるべく早く病院へ相談してください。
最も適する飲み物は?
一番おすすめなのはお水です。
硬水を与え続けると尿路結石の原因になりますので、軟水にしましょう。
日本の水道水は(一部地域を除いて)軟水なので、そのまま与えてもOKです。
※カルキ臭などが気になる方は、浄水器を使ったり、煮沸をするなどもOK!
※本やインターネットなどで、浄水器や煮沸の正しいやり方をしっかりと学習してから行いましょう!
そして、絶対に飲ませてはいけない飲み物はこちら。
・コーヒー(カフェインを含んでいる)
・お茶(カフェインを含んでいる)
・お酒(アルコールを含むもの)
・牛乳(ペット用のミルクであれば与えてもOK)
・スポーツドリンク(暑い日や応急処置などで使う際にはOK)
・ココア(基本的に犬はカカオがNG)
・味噌汁(ただし、具材や塩分量が犬に適していれば与えてもOK)
・ミネラルウォーター(尿路結石の恐れあり)
りんごやオレンジのジュース(無糖・100%に限る)は与えてもOKですが、犬に持病がある場合や飲ませすぎなどには十分注意しましょう。
おわりに
私たちが犬の行動に気づくことが脱水症状を防ぐ大きな一因になります。
日頃からたくさん触れ合い、その都度様子を観察してあげましょう。
今回の記事を多くの飼い主に読んでいただき、より多くの犬が健康的な日々を暮らせる手助けになれたら嬉しいです!